田舎家の成り立ち


ごあいさつ

 はじめに、皆さまには「田舎」と呼べるふるさとがありますか?

「田舎」が無い皆さまに、たまに帰りたくなるような、のんびりしたくなる「田舎」のお家をご用意しました。いつでもくつろぎに来て下さい。いつでも帰って来て下さい。時には「田舎」で自然を満喫したりアクティビティを楽しんだり、そんな休日はいかがでしょうか?

 和歌山県すさみ町は海と山と川に囲まれた自然が豊かで風光明美な小さな田舎町です。古くから漁師町として栄え、当グループスタッフも現役の漁師で、その昔紀州の漁師は全国にケンケン漁法を広めたとされ、先代もその一人でありました。某テレビ番組の大○のマグロ特集を見ていた時、先代が大○に行って現地の漁師に技等を伝授している光景を見て、感動したのを覚えています。

 すさみ町は鰹、鮪、イカ、イセエビ漁などが盛んで、特に19年前にブランド化した「すさみケンケン鰹」は一躍有名、人気となりましたが、近年は漁獲漁が減少し、漁師の高齢化も進み活気が無くなってきています。

 当グループは11年前に飲食店経営と海産物の販売事業を始め、魚の干物や鮮魚を提供、販売してきました。そこで地元の魚、特にケンケン鰹の刺身やタタキなどが非常に人気で需要が多いのですが、安定供給を出来ない事がネックとなっていました。またすさみ町への観光客数は開業時の約5倍(年間約120万人)と増え続けており、その多くが「地場産の海の幸を食べたい」と求めております。そこで1年を通して地元の魚を食せる体制を構築し、生産者~消費者(漁師~観光客)までが喜べる環境づくり(観光客へのおもてなしと、地場産業の発展)需要と供給のバランスを整える事で地域経済の活性化に繋げ、新しいビジネスにしたいと立ち上がりました。

 当宿は、グループ店舗の 

食べ飲み歌い処 喜多ろう” での食事や出前 

特産問屋 紀集“ での海産物の購入

など、1年中「地場産の海の幸」を食すことができる、古民家をリノベーションした一棟貸しのお宿として令和3年の3月にオープンしました。

 1組様限定の一棟貸しのお宿ですから、お客様だけの時間をお過ごしいただけます。ゆっくりとしたスローライフを、田舎の生活を体験してみて下さい。

 また、他のお客様との接触がございませんので、コロナウィルスの感染リスクも低く安全で、コロナ禍でも安心して宿泊していただけます。

 観光や旅行、ビジネスでのご利用はもちろん、すさみ町で近年増加している、アウトドアや世界遺産熊野古道歩き、吉野熊野国立公園、ジオパーク観光、サイクリングなどのお客様にも沢山ご利用いただいております。

 フィッシングのお客様からは自由な出入りと、釣った魚を宿で調理をして直ぐに食べれる幸せな宿だと好評です。

 なんといっても子育て支援協力店として、お子さま連れのご家族やファミリーグループ旅行のお客様には圧倒的な人気を得てリピーターとなっていただいております。

 また和室と洋室を揃え、近隣には神社仏閣や歴史民俗資料館などの文化施設もあることから、インバウンドや1~9名様までの団体様にもご利用いただけます。

 更にワーケーションのお客様やUJIターンなどの移住希望者のお試し田舎暮らし体験施設や都会と地方の二拠点生活施設とし ても利用していただいておりますし、短期宿泊施設としての連泊も可能です。

 目の前を流れる周参見川での川遊びやウッドデッキテラスでのバーベキューなども人気です。

 地域の良さとお客様とを繋ぎ、お客様の旅や目的をトータルサポートさせていただきたく、皆様とのご縁を心よりお待ち致しております。

 結びに、「田舎家」はお客様にとっての「田舎のお家」でありたい。四季毎にまた帰ってきたいと思えるような、お客様の「田舎」と呼べるふるさとのお家になりたい・・・

         

         ごえんやグループ

         一棟貸し宿 田舎家

         マネージャー 濵中誠也